ドピンクの日記

ドピンク、たまにドブラック

ド貧乳の地下アイドルが愛人になった話

夜の渋谷をふらふらとしていた時のこと。スラっと細い足の、ワンピースの女の子が街角に立っていた。明らかに水商売系の客引きである。あまりにも足が好みだったので、飛んで火にいる夏の虫ばりに吸い寄せられ、5分後にはその子が働くガールズバーのカウンターで談笑していた。

酔っ払っているし暗いしで、顔は良く分からないんだけど、とりあえずLINEを交換する。まずは一緒に食事するところまで約束を取り付けた。

極貧地下アイドルだった

彼女の名前はユリア(仮)。焼き肉屋でハツを焼きながら話を聞くと、どうやら地下アイドルをやっているとのことだった。本名と、源氏名と、アイドル名と、3つを使い分ける軽めのメンヘラの25歳。正直、アイドルとして人気が出るだろうとは思えない容姿、性格だ。普段は女性を褒めちぎる僕が

「へ、へぇ~アイドルなんだぁ、すごぉい」

という苦笑いしかできないくらいである。容姿は良く言ってせいぜい中の中くらい。性格も基本暗いうえに、可愛げがあまりない。当初3人で結成したアイドルグループも、1人辞め、2人辞め、現在は彼女1人。開店休業状態だそうだ。

もちろんアイドルとしての収入はほぼゼロ。

なので渋谷のガールズバーで働いているが、その容姿、性格ではリピーターも付かないようで、そちらの収入も厳しいようだった。日によっては店から出勤を「お断り」される。他にもっと良い子が出勤できるならそっちを優先させたいわけだ。客引きとして街に出されても、客が捕まらなければ1~2時間早くあがらされてしまう。19時から働いて、日給4,000円に満たない日まであるのだという。(なんかルポライターみたいになってきたw)

練馬にある6万円のアパートの家賃も払えないかもしれないし、他に飲食店のアルバイトをしても続かないし、学歴も資格もスキルもないし、正直かなり八方ふさがりのように見えた。頼みの綱は、ストーカーみたいな男で、たまにそいつと寝ると数千円から1万円くらいくれるとのことだった。

私服のロリさがえげつない

自分がそのストーカー男と何が違うのかは分からないが、次はパパ活として会うことにした。新宿のラブホテルの部屋を先に取り、部屋で待つ。30分ほどすると彼女がやってきた。似合わない大きな黒縁眼鏡をしている。曰く「配信始めたから、ファンとかフォロワーに見られたら困るでしょ。だから、変装」とのことだった。へ、変装?

どうやら前回の焼肉の後、アイドル活動に進展があったようだ。事務所が新しいメンバーアサインしてくれることになり、彼女はリーダーになることになったようだ。それに伴って、動画配信を始めていて、小さいながらアイドルとして動いているとのことだった。

どう考えても売れるとは思えないのだが、そんなことを素人門外漢が口出ししても場の雰囲気を損ねるだけなので、「きっとうまくいくよ、応援してるよ」と言いながらベッドに促す。

前回は焼き肉屋だったのでよく見れなかったが、靴下も、鞄も、財布も、すべてがキャラクターものだ。しかも、小学生の低学年が好むような。これで身長は150㎝を切り、おっぱいは見事なくらいの断崖絶壁、恐らくAカップではなくAAカップとか、とにかく「無」がそこにはあった。

「オーラが暗い」というパパ活女子の特徴

セックスが終わって、「また会いたいね~」みたいな話をしている。こちらは「もう二度目はいいかな~」と考えながら。以前、Patersで数名と会ったと言っていた知人が「会った女性みんな、美人とかそういうことを抜きにして、オーラが暗かった」と言っていたのをなんとなく思い出していた。僕はまだパパ活という接点で会った女性は10数名なので数値が心もとないが、なぜかデート倶楽部経由で会う女性は明るい子が多い。それは学歴がある程度あって、しっかりした仕事に就いている女性が多かったからなのかもしれないし、つまりは貧困の度合いと関連があるのかもしれない。僕自身、20代前半の頃は数万円の家賃が払えず何か月も滞納したりと、お金が本当に無い時代はそれなりに長くあったが、悲壮感はあまりなかった。でも、それに対して「なぜなんだろう」と考えてしまうと、余計な感情が入りすぎてパパ活なんてできない。考えるのをやめて、当たり障りのないLINEを送って、とりあえず寝よう。